日本のガラパゴス的進化の原点、PC98シリーズ

NECのPC98シリーズは、1982年に初代のPC-9801が発売されてから、2003年にPC-9821Ra43の受注生産が終了するまで、実に20年以上にわたって販売されていた日本を代表するパソコンのシリーズです。

搭載されているシステム構成も、時代によって変化しており、PC98用に開発されたソフトウェアでも、ソフトウェアによって作動条件として「PC9801VM以降」
という様にPC98シリーズの中であっても、ハード的なスペックを求めるものも多くありました。
当然、搭載されているCPUに関しても、様ざくな変化があり、当初はインテルの8086互換、その後、NECが開発した8086の上位互換CPUとなるV30、V33、さらにAT互換機などで広く使われていたインテルの80286、80386、と進化を続け、80486シリーズ、ペンティアムと変化しています。

また当時の主要な記憶装置であったフロッピーディスクについて言えば、NECは、当初PC98シリーズのフォマットとして1.25Mバイトの自社規格を使用しており、AT機などとの互換性のために、外付けのディスクドライブを用意するといったことも行われていました。

PC98シリーズといえば、日本の代表する国産PCシリーズで、NECから発売されていたパソコンです。
現在ではWindowsやMacintoshによってその地位を奪われ、生産も終了して過去の物へとなってしまいましたが、日本のパソコン普及などに大きく貢献したのもこのPC98シリーズである言っても過言ではありません。

このPC98シリーズ、1980年代~90年代中盤ぐらいまでを全盛期として、ビジネスの場を中心として多方面で利用されていました。
多くの企業が事務処理などにこのPC98シリーズを用いていましたし、設計やデザインといった現在でもパソコンが必須と言われている職業でも、早い段階から利用されています。
家庭用としてもゲームを始め様々なことに利用され、まだWindowsが日本語対応すらしていなかった時代に、ハードウェアとして日本語対応させることによって、私たち日本人に広く受け入れられるようになりました。

20世紀でほぼその役目を終えている機種なのですが、現在でも根強い人気があり、PC98修理を専門に請け負う業者も存在しています。

PC98シリーズはNECが1980年代から1990年代にかけて発売したパソコンです。

パソコンがビジネスツールの中心的役割を担い始めていた1980年代において、海外で作られるパソコンを使用することの問題点は日本語の互換性でした。

最盛期には90%近い国内シェアを持ち、それは近年において国内の携帯電話がガラパゴス的進化をとげたように、PC98シリーズは独自のアーキテクチャーを基礎として海外メーカーとは違う形で進化していました。

しかし、1990年代後半からWindowsがパソコンOSとしてシェアを広げパソコンが一般家庭にも広がりをみせるなか、NECもVALUESTARシリーズを発売することとなりPC98シリーズは終焉を迎えました。

このことはまさに、AndroidやiOSによって国内のガラパゴス携帯シェアが縮小している現在と非常によく似た形であるといえます。

とはいえ、このPC98シリーズによって進化した日本語処理は、現在でも文字入力ソフトや書類作成ソフトにおいて重要な基本技術として現在でもいかされています。

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